人生には様々な節目があり、歓送迎会はその大切な一つです。
でもどういった順番で歓送迎会の挨拶をしたらよいのか気になりますよね。
この記事では歓送迎会の挨拶の順番を紹介していきます。
あわせて歓送迎会の挨拶で気をつけたいポイントや、送られる人、迎えられる人の挨拶の例文も紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
歓送迎会での挨拶の順番6つ
歓送迎会では、出席者全員が心を一つにして、人生の新たな節目を祝福する機会です。
挨拶の順番は、そのような祝福の気持ちを円滑に伝えるために大切なものなのです。
歓送迎会での挨拶の順番は以下の順番で行うとスムーズです。
- 開会の挨拶
- 主催者から挨拶
- 迎える人・送られる人に向けての挨拶
- 新入者の挨拶
- 送られる人から挨拶
- 閉会の挨拶
それぞれ詳しく見ていきましょう。
開会の挨拶をする
式次第の冒頭に立つのが開会の挨拶です。
この挨拶の目的は、歓送迎会の趣旨を説明し、出席者に対する歓迎の意を表すことにあります。
開会の挨拶は簡潔にまとめ、「本日はこのような目的で集まりました」と前置きした上で、「皆様方の御臨席に感謝申し上げます」といった歓迎の言葉を添えましょう。
主催者から挨拶をする
次は主催者による挨拶です。この挨拶では、歓送迎会を企画した経緯や想いを語ります。
実際に、多くの方から協力を仰ぎ、この日を実現できたことに対する感謝の言葉を忘れずに述べましょう。
そして、「本日はこのような思いを込めて企画しました」と主旨を説明します。
迎える人・送られる人に向けて挨拶をする
今回の主役に向けて、送る側と迎える側からの挨拶が行われます。
これが歓送迎会の核心部分になります。
迎える側からは「新しい環境でがんばってほしい」といった激励の言葉を、送る側からは「これまでの思い出に感謝する」というような労いの言葉を贈るのが一般的です。
新入者の挨拶
次に新しい職場などへ赴任してきた立場の人からの挨拶も欠かせません。
「今までの経験を活かし、新天地で頑張ります」といった抱負を語ってもらうことで、場を盛り上げることができるでしょう。
頑張る決意を力強く述べることがポイントです。
送られる人から挨拶をする
最後に、今まで在籍してきた組織を離れる立場の人からの挨拶が行われます。
「長い間、御世話になりました」と感謝の言葉を述べつつ、「これまでの経験を活かし、新たな道を歩んでいきます」といった抱負を語ると良いでしょう。
閉会の挨拶をする
全ての挨拶が終了したら、閉会の挨拶をします。
出席者全員に感謝を伝え、今後の活躍を祈念する言葉で締めくくります。
「本日は誠にありがとうございました。皆様の更なる御活躍を心よりお祈り申し上げます」といった一言で、歓送迎会を締めくくりましょう。
以上が歓送迎会における代表的な挨拶の順番です。
状況に応じて適宜調整しつつ、節目を祝う雰囲気を大切にしましょう。
歓送迎会の開会の挨拶で伝えるべき3つのポイント
歓送迎会の開会の挨拶は、全体の流れを円滑に進めるための重要な役割を担っています。
適切な内容を盛り込むことで、出席者全員が心地よく次の演目に移行できるでしょう。
開会の挨拶では、以下の3つのポイントを押さえることが大切です。
- 挨拶の言葉を述べる
- 今回の会の目的を説明する
- 次の挨拶者を紹介する
詳しく見ていきましょう。
挨拶の言葉を述べる
冒頭に「本日はご多用中のところ、お集まりいただきまして誠にありがとうございます」といった一言を添えましょう。
これは出席者に対する敬意を表す言葉であり、挨拶の基本中の基本です。
誰に対する挨拶なのかを明確にすると良いでしょう。
例えば「皆様方」「御来賓の皆様」など、対象者を特定した上で挨拶の言葉を述べると分かりやすくなります。
今回の会の目的を説明する
次に、歓送迎会を開催する目的や意義について簡潔に説明します。
「本日は○○様の勇退を祝う会を開催いたしました」「○○様の新天地でのさらなる飛躍を祈念する会です」など、主旨を明確に伝えることが大切です。
実際に、出席者の中にはその趣旨を理解していない人もいるかもしれません。
事前にしっかりと説明しておけば、スムーズに次の演目に移行できます。
次の挨拶者を紹介する
最後に、次の挨拶者を「それでは初めに○○様から御挨拶を賜ります」といった言葉で紹介します。
挨拶は決められた順番で行われるため、次は誰が挨拶するのかをしっかりと伝えることが求められます。
出席者に分かりやすく次の展開を示せば、混乱なく進行できるはずです。
開会の挨拶では以上の3点を押さえましょう。
短くてもしっかりと要点を伝えることで、その後の歓送迎会が滞りなく運べるようになります。
時折挨拶を行う機会があるかもしれませんが、これらのポイントを意識しておけば上手に対応できるはずです。
主催者が歓送迎会の挨拶で行うべき4つのこと
歓送迎会は、人生の新たな門出を祝う大切な機会です。
主催者の挨拶は、その意義を十分に汲み取り、場を盛り上げることが求められます。
主催者は以下の4つのことを意識し、心を込めた挨拶を行いましょう。
- 会社を代表して挨拶をする
- 迎える人・送る人の経歴や功績を紹介する
- 送る人への労いの言葉や迎える人への歓迎の言葉を述べる
- 今後の抱負や期待を伝える
詳しく解説していきます。
会社を代表して挨拶をする
主催者は、企業や団体を代表する立場から挨拶を行います。
冒頭で「弊社を代表して御挨拶申し上げます」と前置きすることで、その旨を出席者全員に伝えましょう。
会社の代表として謙虚な言葉遣いを心がけ、主役の方々への敬意を表す言葉を忘れずに述べてください。
迎える人・送る人の経歴や功績を紹介する
次に、今回の主役の経歴や功績を紹介します。
具体的な実績や逸話を交えながら、その方の人となりを褒め称えましょう。
実際に、「○年の長きにわたり当社に尽力され」「数々の実績を残してこられました」といった言葉で、その方を賞賛することが望ましいでしょう。
送る人への労いの言葉や迎える人への歓迎の言葉を述べる
その上で、送る側の人に対しては労いの言葉を、迎える側の人に対しては歓迎の言葉を述べます。
送る人には「長年の御尽力に心より感謝申し上げます」と労いを、迎える人には「新天地での更なる活躍を期待しております」と歓迎の意を伝えましょう。
今後の抱負や期待を伝える
最後に、送る人や迎える人に寄せる今後の期待や抱負を語ります。
「これまでの経験を活かし、より一層の御活躍があることを願っております」などと、前向きな言葉で締めくくると良いでしょう。
以上が主催者の挨拶で押さえるべき4つのポイントです。
主役の方々に対する敬意を忘れず、適切な言葉で盛大に祝福しましょう。
歓送迎会の主催者としてふさわしい、心温まる挨拶ができるはずです。
送られる人・迎えられる人の歓送迎会の挨拶の例文
歓送迎会では、主役となる送られる人と迎えられる人からの挨拶が大切な位置を占めます。
受け答えの掛け合いが印象的な場面になるでしょう。
送られる人と迎えられる人それぞれの立場から、挨拶の例文をご紹介します。
送られる人の挨拶の例文3つ
○年の長きにわたり、この職場で働かせていただきました。
寂しさはありますが、懐かしい思い出に心から感謝しております。
後輩の皆さん、どうかこの会社の発展に尽力してください。
私も新天地で全力を尽くす所存です。
今日を迎えるまでに、多くの方々から様々なご指導を賜りました。
一人一人に感謝の気持ちでいっぱいです。私なりに精一杯務めてまいりましたが、至らぬ点も多々あったかと存じます。これからは新しい場所で挑戦を続けてまいります
入社当初は右も左も分からない状態でしたが、上司や同僚の皆さまに支えられ、この日を迎えられましたことを心より感謝いたします。
これまでの経験を活かし、次のステージでも貪欲に挑戦を重ねてまいります。
迎えられる人の挨拶の例文3つ
この度は新しい職場にてお世話になることとなりました。
まだまだ未熟者ではございますが、これまでの経験を活かし、一生懸命精進してまいる所存です。
皆様には温かく見守っていただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
この会社の一員となれますことを大変光栄に思っております。
先達の皆様から多くのことを学ばせていただき、会社の発展に貢献できるよう努めてまいります。
ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
これまでの職場でも、さまざまな経験を積ませていただきました。
そのすべてを糧に、新しい環境でも活躍できるよう邁進してまいります。
皆様にはご迷惑をおかけするかもしれませんが、何卒ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます
このように、それぞれの立場に応じた言葉で感謝の気持ちや今後の決意を込め、心を込めた挨拶が求められます。
新たなスタートを祝福し合える、印象深い挨拶となるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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まとめ
歓送迎会における挨拶を通じて、お互いに感謝の気持ちを新たにし、新たな門出を祝福しあえます。
出席者一人ひとりが、心を込めた言葉を発することで、絆が深まり、それぞれの明日への活力となるでしょう。
大切な仲間を送り迎える節目に立ち会えたことに感謝し、お互いの幸せを願いながら、これからの人生に対する決意を新たにしましょう。
そうした想いが、挨拶一つひとつに込められることを期待しています。